乃木坂46ニューアルバム『それぞれの椅子』を
衛藤美彩×伊藤万理華×秋元真夏が語り尽くす!【後編】
5月25日(水)に発売された乃木坂46の2ndアルバム『それぞれの椅子』を、個性あふれる選抜メンバー3人が徹底的に解説します♡
11th Single
『命は美しい』
ーーさて今回のアルバムでは、新曲以外にも、11枚目から14枚目のシングルまで、カップリングも含めた楽曲が収録されているわけですけども、まず、前のアルバム『透明な色』が出てすぐに『命は美しい』がリリースされましたね。
このシングルでは、伊藤さんが『バレッタ』以来の選抜復帰を果たしたシングルとなりました。
伊藤 あっ、そうですね! 前回のアルバムが出るまでの1年間はアンダーメンバーとして活動していて、その頃に初めて乃木坂46でアンダーライブが始まったり。ちょうどアンダーメンバーも忙しくなってっていう時期、その1年間を通して、内面的にちょっと強くなってきたと実感してきた頃だったので…その後の復帰はすごく自信になりましたね。選抜復帰というかたちでありがたくチャンスをいただいたので、すごくそれは…(他のアンダーメンバーの思いを)背負うというか、みんなのぶんもというのはおこがましいかもしれないですけど、そういう気持ちもありましたね。
ーー選抜として活動が続いていたおふたりはどうでしたか? 前のシングルからの流れとして、ここで『命は美しい』というシングルが出て…結構ヘヴィな主題の表題曲だったと思うのですが。
秋元 そうですね。なーちゃん(西野七瀬)のセンターで3回目のシングルなんですよね。最初の『気づいたら片想い』では、なーちゃんの持ってるはかない感じ、女の子らしさが出ていたと思うんですけど、それとはまた違う、また強さを感じる曲というか、メッセージ性が強くて。あとはダンスも力強くて、MVも真剣な表情で撮っているものだったので、その…これまでの2枚のシングル(あと1枚は『夏のFree&Easy』)とはまた違う、なーちゃんのセンターっていうのが私としてはすごく印象的で。乃木坂46自体、今回のアルバムでもそうなんですけど、結構カッコいい曲、ダンスナンバー的なものも増えてきているので、そういったいつもの私たちとは別の一面も見せれるんだよっていう意味では、すごく好きな曲ですね。
衛藤 私は初めてフリ入れをしたとき、マネージャーさんから「乃木坂46史上一番ダンスが難しい曲かも」と訊いて…フリ入れの時間も、こちらの都合ではあるんですけど、すごく短いスパンですることになって…。その初披露が西武ドーム(3rdバースデーライブ)だったんです。そういう状況だったのを思い出しますね。
ーーそれから1年経って、この曲もライブで重要な役割を担うことになりますね。
衛藤 はい。『命は美しい』は、かわいらしいっていうよりは、みんなの持つ雰囲気だったりとか、乃木坂46が持ってるパフォーマンスだったりとかが前面に出ている楽曲だと思うんです。他のグループがこれを歌っても違う感じになると思いますし、乃木坂46だから、このメンバーだから出せるこの雰囲気というか。でも私たち自身、頭を振り乱して踊る感じっていう楽曲があまりないんですよね。そういう意味では、歌詞もメッセージ性があって、ライブではカッコいいゾーンに入る曲なので、自分的にも『命』をやるときは、MAXでテンション上がりますね。
ーーあと、PVやジャケ写の撮影はめっちゃ寒かったと思うんですが…。
秋元 あれはね…寒かったね…。
衛藤 私だけノースリーブだったんですよ、なぜか…(苦笑)。もちろん半袖の子もいたんですけど、さすがにみんな中に(インナーや防寒材などを)着込んでいる中で、私だけペラペラの素材のノースリーブ1枚で…(笑)。寒かったけど、でもそのぶん、表情が引き締まった気がしますね。(周りのメンバーも)みんなすごく助けてくれて、すぐ(防寒着を)持ってきてくれたりとか…みんなの優しさを感じたPVでした。
ーーそっか…さらにこのPVのすぐ後に…西武ドーム?
衛藤 そう…ですね。むしろ西武ドームの方が寒かった…。
伊藤 しかも毎日寒かった!
秋元 なんかこの時期はずっと寒いことばっかりだったね…(笑)。
ーーカップリングでは、伊藤さんが参加された『あらかじめ語られるロマンス』も、ファンの方の間では爆発的な人気曲になりましたね。
伊藤 この曲は最初MVがなかったんですけど、MV集(2015年12月23日に発売された初のMV集『ALL MV COLLECTION~あの時の彼女たち~』)を出すタイミングに、ファンの方の投票で(MVを観たい楽曲)1位をいただいた曲で…そういう意味でも大切な曲ですね。楽曲自体は結構かわいらしい感じで…よく(ユニットメンバーである)生駒(里奈)と話すのは、「このときだけはアイドルぶりっぶりでやろうね!」って(笑)。それがすごく楽しい曲です。ふふ。
ーーメンバーも比較的、年少メンバーで構成されていて…。
伊藤 でも私、そこまで年少メンバーではないんですよね…たぶん顔だけで(ユニットに)選ばれたと思うんですけど(笑)。しかもこのメンバーの中でも最年長で。私、どこの年齡ゾーンにも当てはまるっていう…こういうのかわいらしいメンバーの中にも入れたり、そうかと思うとなあちゃんや同い年のメンバーが揃ってる『他の星から』だと最年少なんですよ。どっちもすべりこめる(笑)。でもどちらも人気曲なので、MVが作れたのは本当にありがたいですね。
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